『渋谷でやった時のいい音源がそのうち絶対に見つかるよ。そんな気がするんだ。それが見つかるまでリゾートをリリースするのはやめようぜ。』
これは十数年前の冨士夫の言葉… まさか本当に発見されるとは…!
十数年前に某大手レコード会社よりリリース情報が流れましたが、この時にあった音源は音質が劣化したもので、当時の冨士夫氏の記憶で一番演奏が良かったという渋谷で行ったライブの状態の良い音源が発見されなかったためリリースは見送りとなりました。それから十数年後の2016年、偶然にも新たに発見された一部の音源をきっかけにリサーチを開始すると、これまで確認できたものとは一線を画す良好な状態でステレオ収録された渋谷エピキュラスのマスターテープ等を遂に発掘!40年の時を超えて遂にリリース!
76年、山口冨士夫はダイナマイツ時代からの旧友でゴールデンカップスのベーシストであった加部正義(ルイズルイズ加部)とバンドをやってみないかという話しが持ち上がり、当時住んでいた京都から横浜へ移動した。するとライブスケジュールやポスターなどが既に決められていたという。それが本作に収録されたリゾート。
元々ギタリストだった加部と冨士夫のツインギターに、ビショップ(元スーパーヒューマンクルー)がドラムス、冨士夫の旧友である小林英男がベースという編成で、約7ヶ月間に僅か数回のライブのみで解散した幻のバンド。
ヴォーカルは全曲冨士夫で、フリートウッド・マック、ゼム等のカバーに加えオリジナルナンバーも演奏されている。この時のオリジナル、渋谷エピキュラスのオープニングに演奏されているインストは後にティアドロップスでリリースされた「Dynamite」の下地になったもので、92年のソロアルバムに収録された「漂う」も既に完成されている。それ以外の3曲はこのリゾート以外では演奏されていない非常に貴重なオリジナルナンバー。
今回発見された渋谷エピキュラス、渋谷パレス座の全曲を収録し、さらにリズム隊がチェンジして行われた渋谷屋根裏、福生でのライブを含め新たに発掘されたマスターテープから2枚のディスクに収録。山口冨士夫の誕生日である8月10日にリリース!
<DISC 1>
01.インスト
02.Tell Me All The Things You Do
03.Slow Down
04.夜汽車
05.One More Time
06.捨てちまうぜ
07.GLORIA
08.漂う
09.ワクワクママ
(1976.8.27 渋谷エピキュラス)
10.夜汽車
11.GLORIA
12.ワクワクママ
13.漂う
14.Tell Me All The Things You Do
15.Slow Down
16.捨てちまうぜ
17.インスト
18.夜汽車
(1976.8.30 渋谷パレス座)
<DISC 2>
01.Slow Down
02.GLORIA
03.漂う
04.Mustang Sally
05.捨てちまうぜ
(1976.渋谷屋根裏)
06.Rock Me Baby
(1976.福生)
※初回限定特典終了しました。